とある日、オフィスで何気ない瞬間、ある男性(前回の登場人物とは別人)の左腕からチラリと見えた腕時計。
スーツから覗くその時計は控えめに、でも確実に自己を主張していました。
2002年の冬のことです。
その頃にはネットや雑誌などで知識を蓄積し始めていたので、彼の時計が何か確認できました。その時計はロレックス GMTマスターⅡ。
またもロレックスです。
別に気にしてたわけじゃないのに、眼をさらわれた時計。
この時期からくらいでしょうか。
実際に自分も本格的な機械式時計を嵌めたいと思うようになったのは。
と、同時にロレックスをよく見かけるようになりました。(←実際は気のせいで、確認可能だっただけということでしょうが・・・)
電車の中やお店などで人の腕時計が気になりはじめます。
実態として世の中の時計愛好家はどんな時計をしているのか?
この問いに対する問いは時計雑誌などの人気アンケートなども表現しているように、圧倒的に多い(確認可能)のはオメガとロレックスですね。
オメガのスピードマスター、ロレックスのデイトジャストは多く見かけましたね。
それはつまり、それだけ特徴があるというか、わかるんですね。特にそういう時期は。
ハーレーと同じです。
最初はむしろキライな部類に入っていたロレックスですが、こうして興味を持って調べていく中で、「ロレックス=金持ち時計」という先入観はどうやらそれが「デイトジャスト」だけを指しているだけで、実はスバラシイ時計なんじゃないかと考えが変わっていきました。
俗に言う、スポーツモデルはかっこいい!と。
そして物語はロレックスを中心に進み始めます・・・。